4.転職~出会い……詐欺師と~

ここまで読んで頂けたあなたは思った事でしょう。バイトじゃなくて就職しろよと。

しましたよ。

ただ、求人誌の情報と何一つ合っている点が無く物凄くブラック企業(客に対しても)だったので続けられなかったし、今考えたら辞めて良かったです。数年後に事務所の前を通ったので見たら無くなってましたからね!笑


そこから僕は高額なバイトを探します。都内はわりと時給千円越えが多いですね。内容は言いませんが、そこで働く人たちの中にも借金をしている人がいたり、妙な仲間意識と安心感が芽生えました。


こういうのが良くないんですよね。

しかし、日給一万円越えだろうと支払いには追い付きません。

そこで僕は当時ネットにあった『裏職業案内所』なるものを見つけました。

そこには治験(新しい薬の実験の為に何日か入院したりとか)だったり、ここには書けないような内容が多かったです。あとはわかる人が見ればわかるような暗号めいた求人もありましたね。

一回で十万とか貰えるような仕事が多く、僕は目を光らせましたが、どれもやっぱり危険な香りしかしません。

一度安全そうな仕事を紹介してくれそうな人に会ったのですが、やっぱり雰囲気がアウトローなんですよね。

仕事内容は書きませんが(完全にアウトだったので)、僕はやんわり拒否して帰りました。

やっぱり楽に稼げる仕事なんか無いかと思いながらも毎日サイトをチェックしていると、『一回きり。日給十五万可能。合法のお仕事です』という書き込みを見て、僕は連絡を取りました。そもそも仕事にいちいち合法と書かなきゃいけないようでは良くないんですが……笑。

作業内容は至って簡単でした。



金融会社をやりたい人達がいて、その資本金が必要だと説明されました。
お金を貸すにしてもお金が無ければ貸せない。だからそのお金を今集めていると言われました。

作業内容は簡単で、金融会社から僕がお金を借りて来てそれを渡す。その借りた額の一割が貰えるというものでした。

例えば50万円借りられたら、5万円貰えると。

借りた額は全てその人たちが金融会社をやりながら利息として増やした利益で二年掛けて返すという事で、僕は免許証のコピーも貰ったので信用して作業に当たりました。

ただ、僕は既に金融会社から借りているので、50万円しか借りれずキャッシングカードを預け、結局その仕事の収入は5万円でした。


翌月も、その翌月も、借りた金融からの催促は来ませんでした。本当に、二年間掛けて返済するんだなと信頼しきっていた僕は、もうすっかり考えもしませんでした。


ところが、二年と一カ月後です。催促の電話がかかって来たのです。

本当に二年掛けて返済はしたのかもしれません。ですが、それ以降どうするかという約束はしていません。もう一度50万円引き落とすから今度は自分で返済しろとも言われていません。

キャッシングカードを僕が持っていて、毎月返済用の金を向こうが送金するという方法も最初に提案されましたが、それを選んだ場合最初から送金はされなかったのでしょう。

つまり、50万円の借金が増えるのが二年後か今かという選択肢を当時は迫られていたのだと、催促が来た時に気付きました。

こうして、僕はまんまと詐欺に遭い、借金総額は200万円近いものになりました。


さて、もう完全にお手上げになった僕はいよいよ……


ざわ……ざわ……次回へ続く。

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